どれを選んだらいいんだろう。
こんな疑問にお答えします。
普段の業務で資料を作成するという方は多いと思います。
資料作成方法を学ぶために本を探している方も多いと思いますがたくさんの本があってどれを選べばいいかわからという人も多いと思います。
今回は普段企画職として週3日以上資料作成業務を行う、私が参考になったと思える本を10冊紹介したいと思います。
目次
資料作成の参考本を読むメリット
第三者目線で自分の資料が見れるようになる
資料作成の参考書を読むと知識がつき自分が普段作成さしていた資料を客観的に見ることができるようになります。
自分の良い癖、悪い癖がわかってよりクオリティーの高い資料が作成できるようになると思います。
資料作成スキルが高めやすい
どんな資料がいいか学べるて自分で手を動かして真似ることもできるのが参考本のいいところです。
資料作成の参考本を読むデメリット
本場ばかり読んでしまってアウトプットを忘れる
参考本をいくつか読み進めていくと書いてある内容が違い、どっちがいいのか迷うことがあります。
結果次の別の本を読みまた違うことが書いてなかなかアウトプットに進めないことがあります。
まずは自分がいなと思った内容をもとに資料を実際に作ってみて、納得いくもので作り続けることをおすすめします。
慣れてくると作成意図毎に作り方がわかってきて、違いが実感できると思います。
おすすめの本の選び方
1,図解、絵が多くてイメージをつけやすい本
図解や絵が多いと文字だけでは伝わらないことが学べてイメージが付きやすくおすすめです。
2,Before → Afuterがあって変化が実感できる本
この内容を取り入れるのと取り入れないのではどれぐらい違うかがイメージしやすく何が良く無いのか学習しやすいです。
良し悪しの判断がつくと自分の資料も客観的に見れるようになります。
3,真似しやすい資料作成例がある本
できれば一度自分で手を動かして同じ内容を作れる機会があると技術を取得しやすいので、真似しやすい材料でできている資料などだと非常におすすめです。
おすすめの本 10選
一生使えるみやすい資料のデザイン入門
「ちょっとした変化」で資料が激変
人にわかりやすく伝わる資料は「文字、図、表の使い方」を意識し、見やすさを意識して作るだけで大幅に変わることが学べます。
また「最低限覚えておけば大丈夫」なデザインのポイントが図解とともに解説されており、初心者に非常に読みやすい本です。
本の内容(抜粋)
- 伝わる資料は文字を読ませることなく構成されている
- 「文字数、図、写真」の量、配置がキーポイント
- ベースデザインを作成してから進める
資料のbefore → after付きで紹介されていて、簡単にイメージをつけることができ、コツを身につけることができると思います。
社内プレゼンの資料作成術
重要なことはシンプル&ロジカルな資料で仕上げること
ソフトバンクの孫さんから何度も「一発OK」を勝ち取った著者のプレゼン術が学べます。
忙しい承認者を短い時間で納得させる資料作りの基本はシンプルながらも全体をしっかりカバーされていることがわかります。
本の内容(抜粋)
- 10秒でわかるスライドのコツ
- キーメッセージは13字以内
- 数字を強調してパワースライドにする
- グラフは「左」メッセージは「右」
とにかく最低限の情報で重要なことをまとめる力を学ぶことができる本でした。資料作成に少し慣れきた上に伝えたいことをたくさん入れてしまう癖がある方などにもおすすめです。
社外プレゼン資料作成術
結果が出せる心を掴む資料作り
社内プレゼンの資料作成術の著者の社外バージョンを伝えた本。
2.5秒、開始30秒など社内版同様短い時間でシンプルに相手に伝えるスキルを学べる本です。
本の内容(抜粋)
- 「スライド1枚につき“平均約6秒」
- 「2.5秒で伝わるスライドのコツ」
- 「共感→信頼→納得→決断で構成する」
- 「開始30秒以内で相手の共感を勝ち取る4つの基本パターン」
- 「2回目の営業でのプレゼン資料の作り方」
2回目の営業でのプレゼン資料の作り方は、1回目からの違いなどを踏まえて学ぶことが大きいと思います。
プレゼン資料のデザイン図鑑
実例スライドが豊富で理解しやすい
表紙作成、フォント選び、グラフ(図)の見せ方など資料作成の基本を図鑑形式で学ぶことができます。
本を読み進めていくと真似したくなり、結果少しずつ技術を身につけていけます。
本の内容(抜粋)
- キーとなるメッセージの見せ方
- 画像スライドの見せ方
- 比較法で弾きるける
前田 鎌利さんの本は具体例が多く、参考書として非常に役に立ちます。
「社内、社外プレゼン資料作成術」の3つを読むのもベストですがまずは気に入った1冊で自分の資料作成の基盤作りをおすすめします。
Google流資料作成術
伝わる資料に必要なことは「事実と先にあるストーリ」
伝わる資料は事実とその先にあるストーリが表現されているかが重要になります。
事実としてあるデータを表記するだけでは相手に響くものはありません。Googleの社員が実践されている「ストーリーテリング」を学ぶことができる1冊です。
本の内容(抜粋)
- 資料は内容を詰め込み過ぎず、余計なものは取り除く
- ストーリを3幕で構成する
- 同様のデータでも内容によって見せ方で印象は変わる
- 本当に使えるグラフは12種類
個人的には特にストーリを3幕で構成するは意識できていなかったため勉強になる1冊でした。
グラフの見せ方については少しずつ場数を踏んで理解していくイメージを持ちました。
トヨタグループで学んだ誰にでも伝わる 図解資料作成術!
話が下手な人でもプレゼンが上手くいく資料
話すことが苦手な人でも資料に沿って説明すれば伝わるような資料が作成できるようになります。
パワポの四角と矢印だけで簡単に伝わる資料ができるという誰でもでき良い資料作成が学べます。
本の内容(抜粋)
- 四角と矢印を使って、資料が見違えるほど分かりやすくなる
- 状況に応じて使い分け! シート1枚で表現するシンプル資料10選
- さらに伝わりやすく! 四角と丸だけでつくれる魔法のイラスト
これはシンプルに伝わる資料が何かを学ぶことができる1冊だと思います。
会社では教えてもえらない 仕事ができる人の資料作成のキホン
資料作成の基礎のキソを学べる本
すごく時間をかけて作り込んだ資料なのにあまり相手に響かなかった経験は誰でもあるのでは無いでしょうか。
こちらの本では図解のプロが38の実績テクニックを伝授してくれ、1から作成する必要がある資料のコツなども学べます。
本の内容(抜粋)
- 資料を作り始める際にいきなりPC作業にうつらない
- 資料の構成は「Why → How → What」の順にする
- プレゼンは論理ではなく感情に訴えかける
- 資料の枚数が多いことが良い内容につながるわけではない
資料作りはいきなりPCは使わないはわかっていてもやってしまう人が多いのでは無いでしょうか。
私自身もすぐにPCスタートしてしまっていたので、まずは頭の整理を行う紙で行う重要性を学びました。
説明0秒!一発OK! 驚異の「紙1枚!」プレゼン
資料を1枚でまとめるからこそ伝わる
著者のトヨタの企業文化「紙1枚にまとめる」から培った経験をベースに情報をまとめてわかりやすく伝える技術が学べます。
- 紙0枚」から「紙1枚」へ
- 紙1枚」思考整理法
- 紙1枚」資料作成術
- 「紙1枚」プレゼン
- 紙1枚」から「紙0枚」へ
正直慣れないうちは紙1枚って非常に難しいと思ってしまいます。だからこそ本当に伝えたことは何かを整理する力が身について結果良い資料を作る力がつくと思います。
なるほどデザイン 目で見て楽しむ新しいデザインの本。
デザインの基本をビジュアルで学ぶ
社内資料からチラシやポスターなど幅広いデザインの基本を学ぶことができる本です。
自分の考えをデザインとして表現するための道が丁寧に書かれていて、デザインにより注力したい方におすすめです。
本の内容(抜粋)
- デザインに「正解」はない ーー編集とデザイン
- デザイナーの7つ道具
- デザインの素
デザインって奥深くて面白いものだなと思える1冊。資料作成に少し慣れてから読む方が個人的にはおすすめです。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた
あらゆる文章術本のベストセラー
資料作成の見た目を中心に紹介してきましたがなんだかんだ文章力も大切です。
おすすめの文章本は多くありますがまず1冊選ぶならこちら「文章術のベストセラー100冊」。
文章力向上のノウハウが集約されていて、ビジエス、ブログ、SNSなど幅広く使える文章術が学べます。
本の内容(抜粋)
- まずはとにかく、「文章をシンプルに」してみよう
- 伝わる文章には「型」がある
- 文章も見た目が大事
- 文章は必ず推敲する
- わかりやすい言葉を選ぶ
個人的に特に印象深いのは「推敲」する。簡単にいうと書いた文章を見直すということだが、文章が苦手な人の多くは自分で書いた文章を見直してはいないのでは無いだろうか。
すごく基本的だけど忘れていたことを学べます。
まとめ・総評
資料作成は慣れるまでは時間がかかってしまう方も多いと思いますが一度身につけてしまえば中々忘れることは無いのでまずは1冊学習用で勉強を始めることをおすすめします。
毎日少しずつやっていれば必ず力が付きます。
サクッと資料を作成して、自分の思いが伝えるよう頑張りましょう。