私は固定費込み月20万円の決済をJALカードに集約して、年約60 Life Status ポイントを積んでいます。ここに2026年6月10日、新しい積算ルートが追加されました。JALカードからJAL Payへのチャージ分です。
計算すると、条件を満たせば年12ポイントが上乗せされます。年60ptが年72ptになる。ただし、やり方を間違えると1ポイントも増えません。 ここが今日の本題です。
私は元現場監督で、いまは建設業のDX企画をしている一級建築士です。現場では、同じ材料でも「どこに使うか」で構造性能が変わります。 決済ルートも同じでした。今日は、増える場合と増えない場合を、数字で分けます。
この記事はこんな方におすすめです
- 「JAL Payを経由すると得」という話を聞いて気になっている方
- JGCまでの積算を少しでも早めたい方
- 決済額を移し替えて損をしたくない方
「JAL Payを経由すると得」は、半分だけ正しい
2026年6月10日、Life Status ポイントの積算対象に「JAL Pay JALカードチャージ」が加わりました。条件はこうです。
JAL Pay・JALカードチャージプログラム(2026年8月時点・JAL公式より)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 条件① | JALカードからJAL Payへ、月4万円以上チャージ |
| 条件② | 同じ月に、Apple Pay または Google Pay に設定したJAL Payを1回以上利用 |
| もらえるLSP | 毎月1ポイント(月の上限も1ポイント) |
| 実施期間 | 2026年6月10日〜2027年3月31日(★期間限定のプログラムです) |
| 積算時期 | 条件達成の約3ヶ月後が目安 |
月4万円チャージすれば、月1pt。ただし「4万円を超えても、月1ptのまま」です。
ここで多くの人が引っかかります。「じゃあ決済を全部JAL Pay経由にすれば得なのでは?」と考えてしまう。それは損になる可能性があります。 次の章で、その理由を計算します。
【JALカードをまだ持っていない方へ】 このプログラムはJALカードとJAL Payの組み合わせが前提です。ポイントサイト経由の登録・発行も、あわせてご検討ください。
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※条件・期間・積算時期は変更されることがあります。必ずJAL公式サイトの最新情報をご確認ください。
損の正体:「同じ4万円」なら、経由しても増えない
まず、JALカードで直接決済した場合のLSPを確認します。
同じ4万円が、ルートによってどうなるか
- ルートA:JALカードで直接4万円決済(100円=1マイル、プレミアム入会時)→ 400マイル積算 → ショッピングマイル2,000マイルで5LSP(=400マイルで1LSP)→ 1 LSP
- ルートB:JALカードから4万円チャージ → チャージプログラムで1 LSP(ただし月4万円超でも、月1ptが上限)
同じ4万円なら、どちらも1LSP。経由しただけでは、増えていません。
同額を移し替えただけでは、LSPは1ポイントも増えません。 むしろ、決済額をJAL Payに寄せすぎると損をします。
寄せすぎると、こうなります
- 月20万円を全部チャージに回した場合:チャージ分 月1pt(上限)、カード決済分 0pt(決済していないため)→ 月1pt=年12pt
- 月20万円をカード決済のままにした場合:カード決済分 20万円で2,000マイル→月5pt→年60pt
損の正体は、上限のあるルートに、上限を超える金額を流し込むこと。全部を寄せると、年48pt減る計算になります。
現場でいえば、耐力壁を1箇所に集めすぎて、他が空になるようなものです。同じ材料でも、配置を間違えれば性能は下がる。「どこに使うか」が構造を決めます。
(LSPの基本構造と、私の年60ptという数字の出し方は関連記事「LifeStatus構造分解」に書きました。)
設計図:「上限枠は別勘定」という考え方
では、どうすれば増えるのか。固有フレーム【LSPの枠は別勘定】です。
LSPの積算枠は、別々に用意されています
- 枠①:JALカード決済(上限なし・比例型) — ショッピングマイル2,000マイルごとに5LSP。決済額に比例していくらでも増える(月20万円なら月5pt)
- 枠②:JAL Payチャージ(上限あり・定額型) — 月4万円以上チャージ+Pay利用1回で月1pt(それ以上は増えない)。★枠①とは別に積める
- 枠③:JAL Pay決済(比例型) — 400マイルにつき1LSP。Pay決済でもマイルは積算される
枠②は「追加の枠」であって「代替」ではありません。正しい設計は、両方を満たすことです。
つまり、正解は「移し替える」ではなく「両方やる」です。
私の月20万円で計算すると
- 現状:カード決済のみ — 月20万円→2,000マイル→月5pt→年60pt
- 併用:カード決済+チャージ枠 — カード決済月20万円→月5pt+チャージ月4万円(条件達成)→月1pt=月6pt→年72pt(+12pt)
年12ptの上乗せ。ただしチャージ用の4万円は、決済額とは"別に"必要という点に注意です。
ここが設計の肝です。「決済20万円のうち4万円をチャージに回す」のではなく、「決済20万円は維持したまま、別に4万円をチャージする」——この差が年12ptを生みます。
もっとも、チャージした4万円もいずれJAL Payで使うので、支出が増えるわけではありません。家計の中の順番を変えるだけです。普段カード決済していない支出(現金払いしていたもの等)をJAL Payに寄せられるなら、これは実質ノーコストで年12ptになります。
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再現ステップ:年12ptを取りに行く4手順
条件は細かいので、順番に潰します。
- 対象カードか確認する(5分) — 自分のJALカードが対象か、楽Pay登録などコース設定の条件に注意。対象外カードだと、条件を満たしても積算されません
- Apple Pay/Google Payに設定する(10分) — JAL PayをApple PayまたはGoogle Payへ登録。★ここが条件②の前提です。設定していないと、決済しても対象外
- 毎月の"型"を決める(5分) — 月初に4万円をチャージし、その月のうちにタッチ決済を1回使う。4万円ぴったりで十分(超えても月1pt)。決済1回は、コンビニ等の少額でOK
- 積算時期を理解しておく(3分) — 条件達成から約3ヶ月後の積算が目安。翌月に増えていなくても、慌てず、確認は3ヶ月後に
STEP3の「4万円ぴったり」が最も効率的です。超えた分は、カード決済に回すほうが積みます。
5万円チャージしても、10万円チャージしても、もらえるのは月1ptのまま。超過分をJALカードの直接決済に回せば、その分は枠①で比例して積算されます。同じ金額なら、そのほうが得です。
そしてもう一つ、この記事で一番大事な注意を書いておきます。このプログラムは2027年3月31日までの期間限定です。 恒久制度ではありません。だから「10年計画の柱」に据えるのは危険です。JGCの1,500ptから見れば、年12ptは長期計画の主役にはなり得ません。期間中に取れる分だけ取る、という位置づけが適切だと考えています。
※対象カード・条件・期間・積算時期は変更されることがあります。必ずJAL公式で最新情報をご確認ください。
到達点:年72ptでも、JGCまでの工期は大きく変わらない
正直な話を書きます。年12ptの上乗せは、嬉しいが、劇的ではありません。
JGC(1,500pt)までの到達年数の比較
| 条件 | 計算 | 到達年数 |
|---|---|---|
| カード決済のみ:年60pt | 1,500÷60 | 25年 |
| チャージ枠を併用:年72pt | 1,500÷72 | 約20.8年(約4年短縮) |
| 中間ゴール JMB elite(250pt)年60pt | 250÷60 | 約4.2年 |
| 中間ゴール JMB elite(250pt)年72pt | 250÷72 | 約3.5年(約0.7年短縮) |
期間限定なので、実際の短縮幅はもっと小さくなります。「取れるうちに取る」程度の位置づけが妥当です。
JGCの工期を根本から変える施策ではありません。 ただ、すでにJALカードを使っていて、JAL Payも設定できる人にとっては、追加コストがほぼゼロです。やらない理由も、特にありません。
私の判断は「条件を確認したうえで検討中」です。すでに月20万円の決済枠は埋まっているので、チャージ用の4万円をどこから捻出するか——現金払いしている支出をJAL Payに寄せられるかどうかが判断材料になります。そこが無理なら、無理にやりません。
(JGCまでの到達年数の全体像は関連記事「JGC到達年数試算表」に、2026年に追加された他の対象サービスは関連記事「LSP対象サービス2026」にまとめています。)
なお、私はANA・ヒルトン・マリオットは使っていません。 出口をJAL一本に絞っているから、こうした細かい積算ルートも一本の設計図の上で判断できます。
失敗談:「条件を確認せずに動いて損した」
条件の話をしつこく書いているのは、私が条件を確認せずに動いて損したからです。カードを発行するとき、ポイントサイトの経由先を比較せず、増量キャンペーンの時期も確認せずに申し込んで、数千円分を取りこぼしました。
このプログラムで同じ失敗をすると
- ありがちな失敗①:Apple Pay/Google Payの設定をせずにチャージだけしていた → 条件②を満たさず、0pt
- ありがちな失敗②:対象外カード・対象外コースだった → 条件を満たしても、積算されない
- ありがちな失敗③:10万円チャージして「たくさん積める」と思った → 月1ptの上限。超過分は無駄に
どれも「条件を読めば防げた」失敗です。積算まで3ヶ月かかるので、間違いに気づくのも3ヶ月後になります。
このプログラムの怖いところは、積算が約3ヶ月後という点です。間違っていても、すぐには分かりません。3ヶ月分まとめて無駄にする可能性があります。だから最初の1回だけは、条件を丁寧に確認してください。
今日やること3つ
- 自分のJALカードが対象か確認する(5分) — カード種別・コース設定を公式で確認。対象外なら、ここで終わり。時間の節約です
- Apple Pay/Google Payの設定を確認(10分) — JAL Payが登録されているか。未設定なら、これが最初の作業
- チャージ用の4万円の出どころを決める(5分) — いま現金で払っている支出はないか。決済額を減らして回すのは、逆効果です
「同じ材料でも、どこに使うかで構造性能が変わる」——設計の基本です。上限のある枠に金額を流し込んでも、性能は上がりません。決済ルートの最適化は、移し替えではなく、枠の使い分けです。
よくある質問(FAQ)
Q. JAL Payのチャージを増やせば増やすほどLSPは増えますか? A. 増えません。チャージによる積算は月1ポイントが上限です。4万円を超えてチャージしても、それ以上のLSPは付与されません。超過分はJALカードでの直接決済に回すほうが、比例型の枠①でLSPが積算されます。
Q. 決済額を減らしてチャージに回せば効率的ですか? A. 逆効果になる可能性があります。カード決済分(比例型)を減らしてチャージ分(月1pt上限)に振り替えると、合計のLSPはむしろ減ることがあります。決済額は維持したまま、別に4万円をチャージするのが正しい設計です。
Q. このプログラムはいつまで続きますか? A. 2026年8月時点の情報では、2026年6月10日から2027年3月31日までの期間限定プログラムとされています。恒久的な制度ではないため、長期計画の主軸には据えず、「取れるうちに取る」という位置づけが妥当です。
Q. チャージしてすぐLSPは反映されますか? A. 条件達成から約3ヶ月後の積算が目安とされています。すぐに反映されなくても慌てず、条件(対象カード・Pay設定・チャージ額・利用実績)を満たせているか確認してください。
【まとめ】枠は別勘定。移し替えではなく、両方満たす
- JAL Payチャージ分もLSPの対象になったが、月1ポイントが上限
- 決済額を移し替えるだけでは1ポイントも増えない。むしろ減ることもある
- 正しい設計は「決済は維持したまま、別に4万円をチャージする」こと
- 期間限定プログラム(2027年3月31日まで)のため、長期計画の主軸にはしない
固定費や日常の支払いを見直すタイミングで、ポイントサイト経由の登録も検討してみてください。
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入会特典の有無・金額・締切は時期によって変わります。登録前に必ず[ちょびリッチ公式サイト]で最新条件をご確認ください。
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著者プロフィール
元現場監督 → 一級建築士 → 建設業のDX企画担当|陸マイラー会社員(FP2級)
光熱費・通信費・固定費を含む月平均20万円の決済をJALカードに集約し、年10万JALマイル(保有約10万マイル)と年約60 Life Status ポイントを同じ習慣で積算。JGCは急がず、中間ゴールのJMB elite(250pt)を第一期竣工に設定しています。JAL Payのチャージプログラムは条件を確認したうえで検討中。ANA・ヒルトン・マリオットは使っていません。ちょびリッチの外食モニターは2026年1月から実践中(月1万pt=改定後レートで月1万円分・非承認ゼロ)。新NISA・成長投資・ワンルーム不動産で金融資産2,000万円を運用(投資歴5年・年収700万円)。保有資格は一級建築士・一級建築施工管理技士・FP2級。