2022年頃、「ひふみ投信は暴落するのでは」という声を見かけたことがある方もいるかもしれません。
この記事は2022年に公開したものを、2026年9月時点の情報に全面リライトしました。 当時のタイトルでは「暴落する!?」と将来を予測するような表現を使っていましたが、実際にはその後どうなったのかを、事実に基づいて振り返ります。
この記事はこんな方におすすめです
- ひふみ投信について、現在の運用状況を知りたい
- アクティブファンドのメリット・デメリットを理解したい
- 過去の評判だけで判断せず、最新の事実を確認したい
※本記事は特定の投資信託の購入・売却を推奨するものではありません。投資には元本割れの可能性があり、投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。過去の運用実績は、将来の運用成果を保証するものではありません。
「暴落する」と言われた後、実際どうなったか
まず、事実を確認します。
ひふみ投信の推移(公表情報より)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2008年 | 運用開始(レオス・キャピタルワークス株式会社) |
| 2020年前後 | 一時的な運用成績の伸び悩みが話題になった時期 |
| 2026年2月10日 | 基準価額が10万円を突破 |
| 2026年2月時点 | 純資産総額2,233億円 |
2022年当時の「暴落するのでは」という懸念に対して、実際には基準価額が節目である10万円を突破するという推移をたどっています。これは「今後も上がり続ける」ことを意味するものではありませんが、当時の煽り的な見出しが、その後の事実と一致しなかったという点は、正直にお伝えしておく必要があると考えました。
★
ひふみ投信とは何か、あらためて整理する
ひふみ投信は、レオス・キャピタルワークス株式会社(代表取締役社長:藤野英人氏)が運用する投資信託で、主に日本の成長企業に投資する、アクティブ運用型のファンドです。
アクティブファンドとは
指数(日経平均株価など)に連動することを目指す「インデックスファンド」とは異なり、運用者が独自の分析・判断で銘柄を選び、指数を上回るリターンを目指すタイプの投資信託です。
ひふみ投信は、運用開始から17年間(2026年時点)、「守りながらふやす」という運用方針を掲げて継続的に運用されています。
確認できる現在の運用状況(2026年時点)
事実として確認できる情報を整理します。
コスト構造
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運用会社報酬 | 0.5% |
| 販売会社報酬 | 0.5% |
| 信託銀行報酬 | 0.09% |
| 監査報酬等 | 0.01% |
| 購入時手数料 | 0円(無料) |
| 解約時手数料 | 0円(無料) |
その他の情報
- 純資産総額:2,233億円(2026年2月10日時点)
- 総合レーティング:★★(大手金融情報サイトの評価基準による、2026年時点)
- 姉妹ファンドの「ひふみプラス」は、R&Iファンド大賞2025において「投資信託10年 国内株式コア部門 優秀ファンド賞」を受賞
※コスト・純資産総額・評価は変動するため、必ず最新の運用報告書・目論見書をご確認ください。
★
メリット・デメリットとして紹介されることが多い点
一般的に、ひふみ投信のようなアクティブファンドについて紹介される特徴を整理します。
メリットとして紹介されることが多い点
- 購入時・解約時の手数料が無料
- 運用責任者が運用方針を発信する「顔が見える運用」を掲げている
- 長期(17年間)にわたり運用が継続されている実績がある
確認・注意しておきたい点(デメリット)
- インデックスファンドと比較して、信託報酬(運用会社報酬0.5%等)がやや高めに設定されている
- アクティブファンドである以上、運用成績が指数(ベンチマーク)を下回る期間が生じる可能性がある
- 過去の実績(基準価額の上昇等)は、将来の運用成果を保証するものではない
アクティブファンドかインデックスファンドか、という選択自体に「正解」はありません。 運用方針への共感、コストへの考え方、投資の目的によって、向き不向きが分かれます。
投資判断をする前に、確認しておきたいこと
- 目論見書・運用報告書を必ず確認する:最新のコスト・運用方針・リスクは、公式の資料で確認することが基本です
- 「話題になっているから」で判断しない:2022年当時の「暴落する」という声も、2026年時点の「基準価額10万円突破」というニュースも、どちらも将来を保証する情報ではありません
- 分散投資の一部として検討する:特定のファンド1本に集中させるのではなく、全体のポートフォリオの中でどう位置づけるかを考えることが一般的に推奨されています
本記事は、ひふみ投信の購入・保有・売却を推奨するものではありません。 投資に関する最終判断は、必ずご自身で行ってください。
まとめ:話題や見出しではなく、事実で判断する
- 2022年当時「暴落するのでは」と言われていたひふみ投信は、2026年2月に基準価額10万円を突破している
- アクティブファンドとインデックスファンド、どちらにも一長一短があり、正解は人によって異なる
- 話題性のある見出しではなく、目論見書・運用報告書などの一次情報で判断することが重要
- 過去の実績は、将来の運用成果を保証するものではない
★
この記事を書いた人について
このブログでは、投資信託などの金融商品の情報だけでなく、建設業のDX企画担当としての実務経験を活かして、日々の家計や資産形成を「仕組み化」する視点で記事を書いています。
「話題や見出しに振り回されず、事実で判断する」——この考え方は、投資信託の選び方だけでなく、ポイ活や資産運用全般の判断にも通じるところがあります。よければこんな記事もあわせてご覧ください。
▼最近書いた記事はこちら
- 証券口座を6社つくった全記録|結局メインに残ったのは1社だけでした
- SBI証券をメインにした理由|6社を実際に使って比べた"口座の使い分け設計図"
この記事が参考になったら、ブックマークやSNSでのシェアをしていただけると励みになります。